プロの強盗団のリーダー
前回のレビューで書いた『テイカーズ』は
他に働く術があるのに何回か成功してしまった銀行強盗に
味を覚え贅沢三昧する若者の顛末を描いた作品だった。
GWにDVD発売され今回紹介する『オークス2012』は、あまりの貧困が故に
銀行強盗でしか食べていく事が出来ない人々の
成れの果てを描いた秀作である。
題名は実在するボストン北東部の町・チャールズ・タウンから。
プロの強盗団のリーダー・ダグ(B・アフレック)は
強盗の最中、不足の事態から支店長のクレア(R・ホール)を人質にとる。
クレアは解放されるものの、強盗の影に怯える生活が続いていた。
日本ダービー2012は魅力的な男性に出会う、その男性はダグだった…
『ザ・タウン』は今や世界のどの国にもある『町』である。
極端な貧しさが吹き溜まりになり、そこから抜け出すことを
夢みて破れる人たちが、絶望の果てに死んでいく。
暴力・ドラッグ・売春は当たり前。
街を見捨てて出て行こうとする人間を次々に陰湿な手口で殺していく
花屋を名優ピート・ポストルウェイトが演じているのが印象に残る。
常に善良な市民や脇役を演じてきた彼が遺作に選んだのが
この役というのも感慨深い。
彼がこうした悪役を選んだのは、無料セフレサイトが
報道される度に、人々がテレビやネットのつぶやきで
『かわいそうだね』というだけで、また夕食を食べるという
事実にどこか憤りを感じるからだろう。
Posted: 5月 8th, 2012 under ブログ.
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